本「一瞬で身体が柔らかくなる動的ストレッチ」(矢部亨、青春出版社)


昨秋、ためしてガッテンでも放送された「動的ストレッチ」。
http://www9.nhk.or.jp/gatten/archives/P20150218.html


特定の筋肉をゆっくりじわーっと伸ばす静的ストレッチに対して、
名前の通り、動きながらするストレッチを動的ストレッチと言います。

これまでスポーツシーンでは、
ストレッチというと軒並み静的ストレッチをイメージし、
ウォーミングアップにおいても静的ストレッチのみを一生懸命やってきたましたが、
ウォーミングアップとして静的ストレッチ「だけ」を行うのは、
筋肉を温めるのに非効率であるのみならず、筋肉を緩めすぎてしまい、
かえってパフォーマンスを低下させることがわかってきています。


ためしてガッテンの残念だった部分としては、
テレビ番組、という特性を考えれば仕方ないかもしれませんが
動的ストレッチの効果を強調したいがために、動的ストレッチ礼賛、
静的ストレッチは全くダメ、というような論調になってしまった点です。


本書は、ウォーミングアップとして、または身体を素早くほぐすためには動的ストレッチが有効であるとし、(かつ、静的ストレッチも織り交ぜた段階を追ったウォーミングアップを推奨しつつ)様々な動的ストレッチの紹介とそのエビデンスを述べる、という体裁になっています。


スポーツシーンにおけるより効率的なウォーミングアップに興味がある人から
肩こりや身体の疲れが気になるような人まで自分に生かすことができる本です。

教える側の人間としては、
動的ストレッチの理論を本書で書かれているようなわかりやすい言葉を使って
一言でさらっと伝えられると運動のモチベーションを高め、
パフォーマンスを最大化できるな、と参考になりました。

興味のある方は、ぜひご一読ください!
http://amzn.to/1RokkHK